私は過去に3度、手術をしました。
手術話はまた別の機会に書くとして…
3回目の手術前の検査として 注腸検査 をすることになりました。
その検査の半年くらい前に、別のクリニックで大腸カメラをしてたので、
と伝えたところ、それとはまた別モノとのこと。
過去に2度手術をしてたので、腸が癒着してないかなど確かめるために検査するのだとか。
「念には念をに入れて、ちゃんと検査してから手術をしたい」との意向でした。
確かに。
ちゃんと検査しとくに越したことはないもんね。
検査日を決めて、看護師さんから説明を受けます。
まずは、飲み薬の下剤(錠剤と液体)をもらい、飲むタイミングを指示されます。
それと、大腸カメラと同じく前日は「腸をスッカラカンにしやすくするための検査食」を食べるようにと。
別のクリニックで大腸カメラをした時は、自分で適当に買ってきて食べたのですが、この病院では売店で 検査食 を買うように指定されました。
ちなみに、その時に売店で買った検査食はコレでした。(普通に薬局やネットでも買えます)
こういう消化の良いものを食べておくと排出されやすいのです。
検査日だけ仕事を休もうと思ったのですが、大食いの私にはこんな少ない検査食ではお腹がグーグー鳴って耐えられないので、検査前日も休むことにしました。
職場で検査食を食べるのも人目が気になるし、予想通り、食べ終えてすぐにお腹が空いてきてたので休んで正解でした。
こんな空腹では仕事どころではない(笑)
寝る前に下剤を飲んで就寝。
朝、何度かトイレに行ったものの、全て出きったのかは謎のまま病院へ。
下剤の量は、大腸カメラの時の方が多かったので、今回はまだマシに感じました。
病院に着く頃にもお腹はゴロゴロしたまま。
レントゲン検査室に着くと、若いシュッとした男性と、日曜日のパパみたいな中年男性(技師さん?先生?)がいました。
どうやら中年のベテラン先生が、若い方に指導して、検査自体は若い先生が行うのだとか…。
でも、ここは大学病院。
若い人を育てるために、練習台になるのが仕方ない場所。
仕方ないとは思いっつも、不安な顔してしまってたのでしょう。
と、ベテラン先生が声をかけてくれました。
いやいや…
こっちからしたら、全然大丈夫ちゃいますがな!!
初めての注腸検査なのに、まさかの練習台!!
でも…「イヤです!!」とも言えず。
お尻に穴があいた検査着に着替えます。
穴が空いてるといっても、お尻が見えてるわけじゃなくて、ズボンの一部に切れ目が入ってる作務衣みたいな検査着です。
↓(注)これは作務衣です。こんな感じってことで…
と言われるや否や、スポッと何かがお尻の穴に…
「はい」と答えるしかないではないか。
その数秒後に、すごい勢いで腸内に何かが入ってきた。
造影剤の液体よりも、空気が苦しい。
浣腸とともに、ガマンしすぎたガスが腸内に逆流する感じ。
「うごっ…くぅぅぅ…」
よく分からないうめき声が出た。
ものすっっごいオナラを我慢してるような感じて、今すぐ出したいほどの苦しさ。
と、うつ伏せになったり、横を向いたりと、いろんなポーズをとらされました。
苦しいけど、ガマンすればそのうち終わる!と必死に耐える。
何ポーズか撮影したくらいで、若い先生とベテラン先生がアレコレ話している。
不安なままで様子を伺ってると、若い先生がやってきて
えぇぇーー!!これ以上!?
でも、ここまできて「イヤだ」とも言えず、さらにゴボゴボッ!と空気&造影剤が注入される。
そのあと何回か撮影し、検査が終わる頃にはグッタリしてました。
慣れた先生ならもっと早く終わったのだろうけど、新人先生なので想像以上に長引いたんだと思う。
検査後、一目散にトイレにダッシュしました。
ようやく出せる!!
どんなけ空気を入れられてたんだ?という程に、面白いくらい長いオナラが出ました(笑)
隣の個室に人がいるし恥ずかしかったけど、恥ずかしさより出したい気持ちが勝ってました。
はぁぁぁ~…
出したいものを出せるって、なんて幸せなことなんだ!
出来るだけ水分をとって早めに出すように言われてたので、ガブガブ水を飲みました。
胃のバリウム検査だと出るまでに時間がかかると思いますが、腸のバリウム検査はすぐに排出されて助かりました。
私は怖がり&痛がりなので、胃カメラや大腸カメラも寝てるうちに終わるところで受けるのですが、注腸検査は指示に従って動かないといけないので「寝てるうちに」というワケにはいかないのです。
腸のバリウム検査は痛みなどはなかったのですが、巨大なオナラと下痢をガマンしてるかのような切迫感が辛かったので、出来るのことなら2度と受けたくない…