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【開咬で矯正?!】マウスピースでオープンバイトになった話

歯並びを治したり、顎関節症などでも使われるマウスピース。

最近は「インビザライン」というマウスピース矯正の広告などもよく見かけます。

 

私も以前までマウスピースを使用していました。

歯の根本が欠けたり、片頭痛もあったことから、就寝中の噛み締めが原因だろうと歯医者さんで指摘されました。

その場でハードタイプのマウスピースを作成。

上の歯だけなので6000円程と手頃な値段でした。

 

就寝時に使っていたのですが違和感になかなか慣れず、その後ソフトタイプを作成。

ソフトタイプはとても使い心地が良く、就寝時に装着して寝ていました。

 

前歯の隙間が広くなってる?

ある日、食事中に前歯で上手く噛めないことに気付きました。

肉を噛み切ろうとしたところ、スーッと通ってしまい、しっかりと噛めないのです。

歯を合わせると前歯の上下が少し開いてるのに気付きました。

 

「あれ…?

前歯って、こんなに開いてたっけ?」

 

いつから開いてたのか分からないけど、以前はちゃんと噛めてたはず。

時期的な事を考えると、マウスピースが原因の可能性が高いと思いました。

 

『マウスピース 開咬』などで調べても、開咬を治すためにマウスピースをする治療法しか出てきませんでした。

しかし、マウスピース 開咬になったで検索すると何例か出てきたのです。

やっぱり!!

私はこのパターンでした。

開咬(オープンバイト)とは?

噛み合せた時に、奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合わない状態。前歯で食べ物などを噛み切ることができない。

 

開咬を治すため歯医者に行ってみた

その頃ある病気を発症してしまい、その病気も噛み合わせが原因なのではないかと疑っていました。

それもあり、噛み合わせを治してほしくて歯医者に行ってみました。

 

マウスピースを使ってから、前歯の隙間が広がった気がする…と話したところ、「それはあり得るね〜」と先生。

しかし、開咬を治すのはとても難しいのだとか…

矯正しか方法はないけど、矯正しても治るかどうかは確実ではない…と言われました。

 

金額的にも、それ以外の理由からも矯正は避けたいと考えていました。

「歯を削って、少しはマシに出来ないですか?」とお願いしてみたものの、それは無理とのこと。

矯正以外では何もできないと言われ、治療せずに帰宅となりました。

再度、別の歯医者に行ってみた

開咬はどうにか我慢しようかと思ったのですが、他の病気も噛み合わせが原因のようなので、どうにかして治したい!

咬合の専門医や認定医を調べて、クチコミ等もしっかり調べました。

歯医者は当たり外れがあり、行ってみないことには分からない。

 

何度か通うことになるので、通える範囲で良さそうな先生を見つけて受診しました。

しかし、前の歯医者さんと同じで、「矯正じゃないと無理かな…」と言われました。

矯正は出来ればしたくないので、削ったりしてどうにか出来ないか…と無理を承知でお願いしたところ、「やるだけやってみましょう!」と引き受けてくださることに。

 

奥歯を削ることになるので、何本か神経を抜きました。

ですが、おかげで開咬も治り、しっかり前歯で噛めるようになりました!

 

ビフォーアフターの歯の写真を撮ったものをコピーして歯医者さんがくれたので、載せておきます。

【注】白黒にしてますが、歯のアップ写真になりますのでご注意ください!

(上)治療後

(下)治療前

子供の頃の歯の治療が良くなくて、他の歯の噛み合わせも悪いのですが、オープンバイトは完全に治りました。

噛み合わせ治療は自費になってしまうとのことで、治療費以外に9万円程かかりました。

私が通ってる歯医者さんの金額なので、歯医者さんによって金額は異なると思います。

治療費も合わせると15〜20万円くらいは掛かりますが、矯正に比べるとかなり安く済みました。

歯医者さんは「完璧とは言えないけど、これ以上となると矯正になるからね〜」と話してましたが、他の歯の噛み合わせも調整してくれて、値段も安く済んだので大満足です!

噛み合わせ治療は先生の腕が大事

ハードタイプのマウスピースを作ってくれた歯医者さんも、ホームページには噛み合わせの認定医と書かれていました。

若い先生で最初はとても丁寧だったのですが、噛み合わせの調整が段々と雑になっていき、合わないまま治療が終了となりました。

「認定医」と一言にいっても、いろんな種類があるのかもしれません。

 

ちなみに、私は『日本咬合学会』の認定医に治療していただきました。

丸山咬合医療を調べていてホームページを知り、専門医・認定医などの中から通える歯医者さんを探しました。

 

よく似た名前で「日本『顎』咬合学会」もあります。

マウスピースを作ってくれた歯医者さんはこの学会の認定医でした。

 

どちらが良いとかではなく、あくまで先生の腕や人柄、相性もあるかと思います。

腕が良くても横柄すぎたり、逆に丁寧でも下手だったりしたら、どちらも嫌ですもんね。

自らの経験上、噛み合わせは何度も微妙に調整する必要があるので、丁寧すぎるくらい&気が短くない先生が一番良いと思います。

開咬:まとめ

開咬の治療は難しいと言われるけど、矯正ではなく、奥歯を削ったりすることで治りました。

隙間が3mmくらいで、早めに(?)に気づいたので治せたのもあるのかもしれません。

何よりも歯医者さんの腕が良かったからだと思います。

 

決してマウスピースは悪いものではなく、むしろ治療として必要不可欠な場合の方が多いかと思います。

顎関節症や歯ぎしりによる破損、頭痛などの不調、矯正など…

無くてはならないもので、使われる機会も増えてると思います。

 

ただ、開咬(オープンバイト)になる事例も少なからずあるということを、自らの経験談として書かせていただきました。

私はそんなリスクを全く知らず、何も聞かされてなかったので、自らネットで調べて初めて知りました。

事前に分かっていたら、隙間を注意深く観察したり、噛み合わせに変化があっても「原因はマウスピースかも?!」と、一旦使用をやめたりして悪化させないこともできるかもしれません。

 

噛み合わせ一つで身体のあちこちに不調が出るそうなので、原因不明の不調があれば『噛み合わせ』を一度しっかり見てもらうと安心ですね♪

 

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