以前、歯医者の治療で抗生剤(ジスロマック)が処方されました。
言われた通り3日間ほど副作用したところ、腹鳴(お腹がゴロゴロ動きまくる)と、おならが多発。
職場ではもちろん出すことができないので、どんどん作られるガスでお腹が膨らみ、とても苦しみました。
薬を飲むのをやめれば治ると思ったのですが、服用をやめても治らず…。
その体験談を綴っていきたいと思います。
抗生物質の副作用(下痢、おなら)
抗生物質はたくさんありますが、よく耳にするところで言うと
「クラリス」「フロモックス」「ジスロマック」「クラビット」などがあります。
以前、薬関係の仕事をしていたのですが、抗生物質での副作用はよく見聞きしました。
前に書いた、ピロリ菌除去による薬疹の副作用もよく聞きます。
素人ながらにも、薬の副作用は怖いなと痛感していました。
悪い細菌をやっつけてくれる分、良い菌(腸内細菌)も同時に影響を受けます。
そのため、腸内環境が悪くなり、下痢やおならが多発するのです。
一度、薬名で添付文書を検索してみてください。
副作用の消化器欄に『鼓腸放屁』と書かれていると思います。
「鼓腸」とは腸内にガスが充満すること、「放屁」はおならの事です。
よくある副作用の1つです。
耐性のあるビオフェルミンRを処方してもらい、同時に飲めば良いとのことでしたが、私は抗生物質しか処方されませんでした。
薬の服用をやめても、すぐには治らない?!
個人差や体質もあるので一概には言えませんが、私は飲むのをやめても腸内環境がすぐに戻りませんでした。
服用をやめて少ししたら治る人が大半かもしれないので、あくまで私の場合の話です。
腸内環境を整えようと市販のビオフェルミンSを購入し飲みましたが、効果はあまり感じられませんでした。
ビオフェルミンRが良いと聞きますが、「R」の方は病院でしか処方してもらえません。
静かな職場でデスクワークだったこともあり、ガスピタンもなかなか効かないガス腹に悩まされました。
腸はストレスの影響を受けやすいため、気にすればするほど悪化していきました。
過敏性腸症候群(IBS)「ガス型」
常にお腹がガスで張っていて、気にするとさらに張る…という悪循環に。
薬の副作用にしては長すぎると思い、ネットで検索したところ「過敏性腸症候群」に『ガス型』があることを知りました。
発端は抗生物質だったけど、それが原因で気にしすぎて心因性のものになっているようでした。
『気にしないことが一番』と言われてますが、これがなかなか難しい。
静かな職場で、座りっぱなしのデスクワークでさらに状況が悪化していき、悩んだ結果、転職する決断をしました。
私なりの対策と、効果のあった方法
今でも気を抜くと職場ではガスに悩まされますが、いろいろ調べて試した結果、自分なりに効果があった方法を書いていきます。
食事する時は、水分をほとんど摂らない
「水分摂らずにご飯食べるなんてムリ」と私も最初は思いましたが、意外とやってみると大丈夫なものなんです。
なぜ食事中に水分を摂らないかというと、水分を摂ることで胃酸を薄めてしまい、消化に時間がかかったり、消化不良になったりするからです。
あくまで個人的な考えですが、胃や小腸での消化不良がガス過多の原因になってるかと考えました。
食事後30〜1時間くらい経ったら、普通に水分を摂取しています。
この方法を試したら、随分楽になりました。
家では気にせず食事中にも水分を摂るのですが、そうするとガスがたくさん出るので、やっぱり食事中の水分が原因の1つである事を痛感しました。
食事のあとでビオフェルミンSを飲む
食事中は水分を極力摂らないのですか、ご飯を食べた後、少しの水分でビオフェルミンSだけ飲んでいます。
そうすると午後はあまりお腹が張りません。
効いてるか効いてないのか微妙だったため、一度飲むのをやめてみたら夕方くらいからお腹が張り出しました。
私は職場でのお腹の張りが気になるため、昼食後のみに飲んでいます。
水分のガブ飲み、飴やガムをやめる
会社でたまに飴を食べたりしてたんですけど、飴やガムって結構空気を飲んでしまうんですよね。
呑気症はガスが溜まりやすいと言いますし、ゲップで出ない分は腸に空気が行ってしまいます。
あと、水分を摂る時もゴクゴク飲むと空気を飲んでしまいます。
水分摂取は大事ですが、少しずつを回数を分けて摂るように心がけました。
飴やガム、水分の摂り方に注意して、ゲップが出せるなら出す…を心がけたらガス溜まりは少し楽になりました。
環境を変える
上にも書きましたが、腸はストレスを受けやすい器官です。
私は心因性の部分が強いので、トイレに行けない環境になると途端にお腹が痛くなったりします。
人身事故で電車が少し止まっただけで、急にお腹を壊します。(ホントに困ったものです…)
過敏性腸症候群(ガス型)になってからも、シーンとした静かな職場だと余計に悪化しました。
学校や仕事など、簡単に環境を変えられない事がほとんどだと思いますが、もし変えられるなら環境を変えてみるのが一番良いと思います。
私は転職してガヤガヤしている職場に行ったら、お腹の張りはあまり気にならなくなりました。
でも、シーンとした環境になると、まだお腹の張りに悩まされることもあります。
この病気は『気にしないのが一番』と言われますが、意識的に気にしないようにするのって難しいですよね。
「気にしないように…と、気にしている」わけですから。
難しいとは思うのですが、もし出来るなら環境を変えるのが一番だと思います。
まとめ
オナラの事だと、恥ずかしくて周りにも相談しづらく悩みますよね。
皆んな当たり前に放つものに、これだけ悩まされ、転職までする事になるとは思いませんでした。
転職理由も「オナラ」とはもちろん言えず、「体調不良」と誤魔化しました。
たかが屁ですが、されど屁なのです。
自分が悩まされたとこで、過敏性腸症候群のことも知ることが出来ました。
たくさんの病気があり、それで悩んでる方がいるのを知って理解することはとても大事だと思いました。
ダラダラと書き連ねましたが、もし私と同じように、抗生物質や過敏性腸症候群(ガス型)のオナラで悩んでる方がいたら、この駄文が何かしらの役に立てば幸いです。